靴をそろえる親切 [思案]
実家に帰った時の事、玄関の靴が家の内側に向いていたので自分のを外向きに揃えるついでに親父のもそろえた。
確かに「見てくれ」は良くなった。
でもいざ外出する時にあることに気付いた。
いつも親父は身体を家側に反転して右手でドア側の柱というか角につかまって靴を履いてたんだ。
でも靴を外向きに揃えると左手(後手)で角につかまるから不安定になる。
だから、馬鹿の一つ覚えのような親切をするとそれはかえって危険な事になるんだ。
言いたいこと解るかなー?
それで悩んだのがウチの代表のお母さんが車を買い換えるときだった。
彼女はずっとマニュアルの車に乗ってきたんだ。でも、もう歳を考えてオートマにして欲しいって周りは思ってるんだ。
実際左腕が痛くて運転できなかったとか言う事もあったしね。
でもね、ここで問題なのは「安全」なんだ。何十年もマニュアル乗ってた人がオートマに変える方が危険じゃないか?
結局そういう判断にしたんだ。
最近つくづく「その親切」「その便利」は本当に相手にとってもそうなのか?と考えることが多くなった。
オシムさんの影響かなー、うん、チョッとはあるね。
ちゃんと我那覇選手へのパスと藩戸選手へのパスを使い分けてるか?って。
どうしてもこっちに合わせてもらいたいときにちゃんと「説明責任」を果たしてるか?とかもね。
でもね、そういうことに気が付かない時が8割なんだろうねきっと。
これからは靴を揃えるときに思い出すことにする。
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