「まんじゅう」を洗濯 その4「共に乾かそう!」 [短期連載]
旅はおうちに着くまで。
洗濯は乾いて取り込むまで。(洗濯大王番外編9つの覚書より)
そう、「まんじゅう」(ウチによく来る野良猫)をシャンプーして汚れを落としたからって安心してはいけない。
所詮まだタオルドライしただけだ。
代表が昔飼っていた猫(チャー)は風呂の後の乾かしが甘くて風邪をひいたそうだ。
命に別状は無かったが「鼻水ジュルッジュルッ」になってとても可哀想だったらしい。
今まで「まんじゅう」を入浴させれなかったのは実はこれのせいなんだ。
ここからが本当の勝負だ。
「暖かい部屋を作っといて!」代表の檄が飛ぶ。
「良し!まんじゅうの一番好きな仕事部屋のエアコンをかけるぞ。」
春だというのにまだ寒い日だった。
しかも夜。
エアコンの前でジェームスブラウンのマントようにバスタオルを羽織る「まんじゅう」、そのマントをゴシゴシする代表。
「完全に乾かさないとダメ!」代表が俺に向かって注意する。
「ウチの親父も湯冷めがもとで風邪をこじらせ点滴を受けたことがある!」訳の分からない返事をする俺。
冗談じゃなくて、「肺炎」、これが怖いんだ。
ジョイナスの「野良猫って洗うと死んじゃうんじゃないか?」って言葉も頭をよぎる。
薄っすら手に汗をかいてきた。
相当緊張してるんだな俺。
いや、暑いんだ。
温度計は26度を指していた。
しかし、「まんじゅう」は生乾きだ。
腹の辺りがジトっとする。
「ドライヤー持ってきて!」
「ハイ!!」
やたら良い返事をする俺。
1000wだ。
これで水気を吹き飛ばしてやる。
「まんじゅう」は怯えた。
あのゴーゴー言う音が怖いんだ。
よし、500wだ。
弱くした分近づけたら「アチっ」って暴れた。
すまない。
こんな目にあわせて。
あ~また涙で「まんじゅう」が...
膨れていく!
また見慣れたサイズの猫に!
しかも「キレイ」だ!
白い毛が!!ホワイティーとはこのことを言わないで何を言うんだ。
素晴らしい、ハラショー!
あとは完全に乾くまでこの部屋に居てもらうだけだ。
俺たちの喉もカラカラになってしまったが、お前のためだ、多少のことはガマンしよう。
こうして最終段階までやって来た。
次回「念には念を、今日はお外に出ずにウチで寝な!」に続く。
ここで大事件が起こるんだ。
<写真は大好きなグチャグチャなドラムマットの上で俺と共に乾ききったあの日を思い出してる「まんじゅう」>
面白いな~この試練載!
このあと、予告から俺の想像だと・・・あれだな、大王。
楽しみにしておくぜ!
by 89895 (2007-04-30 14:04)
大王)ありがとう。そう、その通り!「まんじゅう」ブログ読んでる人にはネタバレしてるね。試練だー!
by kaw (2007-04-30 14:30)
まんじゅうの、元・恋猫が出現!とか、だろ~
いいね~
by ジョイナス修 (2007-05-01 07:56)
大王)あらっ、そっちへ行った?元なのね。
by kaw (2007-05-01 08:27)