見るだけターダ
もう何年も前にちょこっとメキシコに行った時に聞いた響きだ。
「ミルダケターダ!ミルダケターダ!」
現地人の物売りが、当時まだバブルの残り火の煙がまだチョろっとあった日本人を見つけては怪しい銀製アクセサリーを売りつけようって叫んでた。
たまーに思い出す。
貧困?
いや、生き生きしてたなー。
俺が子供をオンブしてカワイそうな母を演じてた物売りから10分の1だか20分の1だかの値段に値切ってたら近くにいた友人に「お前は人でなしか!」って言われたっけ。
ああいう場所で値切らないヤツこそ「人でなしの金満日本人」だと思うけどなー。
100倍位の値段を「一応」言ってみてるだけだぜ、あいつら。
物をよく見れば判るじゃないか。
多分アメリカ人には最初からもっと安く言わないと相手にもしてくれないんじゃないかなー?
おっと、そんな事は置いといて。
「見るだけターダ」
この言葉の凄さがようやく最近解って来た。
「見るだけだから寄っといで」
ウチのホームページへの集客だって、RAMLAでの野外公演でだってそうだ。
「見るだけ」、ね、「見るだけならいいでしょ」って感じでさ~。(ちょっとウルサイけどね...)
次に「ターダ」=無料
そう、ウチのHPに来て数曲聴いたり、RAMLAでライブ観たって、ターダなんだ。
ライブハウスじゃそうはいかない。
ま、この2つ「見るだけ」と「ターダ」の言葉の生み出すモチベーションってのは宣伝文句界の2トップだと思う。
ちょっと品格に問題アリかな?
いやいや、正直なんだ。
アメ横の「1000円でいいよ、1000円でいいよ」ってヤツよりは品がある!
「で」ってなんだよ!
「で」充分お前が儲かるって言いたいのか?
「で」の基準を決めるのは客であるこっちだぞ。
「たった~円!」ってのと同じだ。
いかにも安売りしてるみたいな事をあからさまに訴えるより、「ミルダケターダ」の方が格言みたいでいいぞ。
胡散臭さもピカイチだ!
集客率対実売率などということは横に置いといたとしたら人生哲学としてもなかなか良い響きじゃないか。
一度きりの人生ミルダケターダ、一期一会でミルダケターダ、まるで「Life is beautiful」って感じじゃないか!
でもね、そのモチベーションを利用した悪徳商法だけには充分注意してね。
帰れないような場所に入っちゃー行けないよ。
見るを超えて月賦の契約書にサインするとなるとターダじゃ済まないから。
その点、我がskb(生活便利Goods)は安心だよ~ん。
ただ、ライブがターダなのは8月中だけだよ~ん。
HPはずっとだけどね。
あれ?Band宣になっちゃった。
ま、しょうがないね、ココへのモチベーションだから。
「ミルダケターダ!ミルダケターダ!」
ぽん、ぽ、ぽーん!
<写真は最近ターダネルダケのウチによく来る地域猫「まんじゅう」>
大王)今、代表が思い出しました。
その「ミルダケターダ!ミルダケターダ!」の物売りに対して「ノーサンキュー」って通り過ぎると後ろから「ネーチャン ブゥスー!」って返されるそうです。
by kaw (2007-08-05 10:37)
へ~アスタマニャーナの国でもそんな追い討ちかける事言うんだ
ブゥスだぁ~?怒れ怒れ、いやムシするに限るか
ミルダケターダ、スペイン語風になってる
by ekko (2007-08-05 12:56)
大王)そうですね、「カウダケバーカ、ニーチャンアーホ!」と言い返しても通じませんね。
でもなんかスペイン語ってリズミカルでカッコイイかもシレマヘーンデ。
by kaw (2007-08-05 21:56)