霊視用レーシック [フィクション]
まんじゅう>霊視用?そんなのあるんか?レーシックってあの網膜にピザみたいに切り込み入れるヤツだろ。
大王>実はな、潮来辺りの特別な眼科がやってるらしいって噂を聞いたことがあるんだ。
まんじゅう>その医者が橋幸夫さん似なのか? <潮来笠>
大王>ちゃうちゃう、どっちかっていうと五木ひろしさん似だ。とにかくその先生、ミエール霊蔵(仮)さんはその世界では有名で世界中の霊能者たちから支持されてるんだ。
まんじゅう>毎日行列が出来てるんだろ。じゃ~その辺の幽霊は皆に丸見えでなんだか照れくさいだろうな~。<I am ひっこみじあん>
大王>うん、本当の話だったら怖いな~。俺も手術してもらおうかな~?そしたらもう二度と死なない「まんじゅう」と暮らせるかも...
まんじゅう>あほ!あのな、幽霊になって彷徨うワケ無いだろう!今頃、天国でモンプチプレミアムスーパーヘヴンゴールドを召し上がってるって。
勘違いするなよ、俺はお前の脳みそが作り上げたマスコットだぞ。
大王>えっ?じゃ~俺がこのままあと23匹の猫と暮らしてそいつ等が他界する度にこうしてマスコット化していったら...俺はビリーミリガンか!!??<ビリー・ミリガンと23の棺〈上〉>
まんじゅう>あほ!その2!お前「まんじゅう」が生きてる時からここではこうして喋ってたじゃないか!
あの多重人格ってのは「ジキルとハイド」みたいに「入れ替わる」から怖いんだ。お前で言ったら、突然お前が「まんじゅう」になって「にゃ~、にゃにゃ」って鳴き出したら本物だ。< ジキルとハイド (扶桑社ミステリー) >
大王>カワイイな、それ。
そうか、ドラマとかの脚本と一緒であくまでも「作者一人の考え方」を役割分担してるだけだもんな。
あれ?でも多重人格だってそうなんじゃないか?どうもその辺がよく分らん。ま、本人が気付いてるかどうかがエンターテイメントと病気の差なのかな~?
まんじゅう>そうかもしれないな~、霊能者ってのもそういう面があるんだろうな~。
大王>そうなんだ!結局俺ら、霊が見えてない俺らは、彼らの言う事を、つまり彼らのセリフを聞いて想像してるだけなんだ。
だから、その霊能者の「表現力」に全てがかかってくるんだ。
まんじゅう>うん?どういうこと?
大王>だから、グルメリポートに例えると、俺たちは一口も食べてないでしょ。匂いさえ分らないんだ。なのに美味しそうに感じたりする。石ちゃんなんかサイコーまいう~じゃないか!
まんじゅう>うん?でもリポーターは実際に食べてるじゃない?本当に美味いかどうかは置いておいて。
大王>あ、例が悪かった。じゃ~、ラジオとか雑誌のグルメ記事ならどうだ? オーソンウエルズの有名なラジオでの「火星人来襲」ってのもあったじゃないか。< BBC 世界に衝撃を与えた日‐30‐~オーソン・ウェルズの宇宙戦争とアドルフ・ヒトラーの日記~>
まんじゅう>そうか、じゃ~、その潮来のミエールさんとこで手術する必要ないんじゃないか。
大王>うん、だからその眼科院自体も俺たちには見えないんだ。噂を聞くだけ。
まんじゅう>...ハックション!
大王>大魔王~、じゃなくて~ 、フィックション!だろ。<ハクション大魔王〔完全版〕 (マンガショップシリーズ 290)>
ぽ~~~~~~~ん!!!!
大王>あ、ここでレーシック手術しても霊は見えまヘンで~!!!
まんじゅう>当たり前だろ!!!にしてもKOBE ClINIC っていうんだから神戸だけかと思ったらなんか日本中にあるぞ。
大王>ま、単純に玉田選手が載ってたからCM載せたんだけど、これからやろうって人は色々なとこの資料集めたり文献を読んでからやった方がいいね。
- 作者: 林 陽
- 出版社/メーカー: 中央アート出版社
- 発売日: 2007/04
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イントラレーシックで近視が治る!―メガネ&コンタクトを不要にした21世紀の近視治療テクノロジー
- 作者: 青山 勝
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レーシック治療のウソ、ホント―近視レーザー手術の疑問点を解消 (メディカルサロンの健康学習文庫)
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- 発売日: 2005/04
- メディア: 単行本
まんじゅう>こういうものは相当吟味して病院選びをしなきゃいけないな、きっと、やり直しをホイホイ出来るもんじゃないだろ?
大王>だな、じゃ~随時、いろんな病院のCMを載せることにしよう!
東京レーシックセンター