ガラスの楽器? [疑問]
「楽器のボディーをガラスにする」って、必ず通る道というかありふれた平凡な行為なんだけど、やっぱり作っちゃう人が必ずいる。
まんじゅう>ガラス屋さん。
大王>いや、それだけじゃなくてステージ映えってのかな?そういうののために作ったりもする。
まんじゅう>で?どうなの?
大王>ああ、ま~、音は大したこと無いんだ。
もし、それが素晴らしい響きだとしたらもっともっと作られてる。
まんじゅう>どんなのがあるの?
大王>俺の知ってるのは、バイオリン、ギター、ピアノ、ま~弦を張って鳴らす楽器。
でもね、そういうのって、要は木材の替わりにガラスを使ってるんだ。
まんじゅう>音はダメ?
大王>ああ、予想付くだろう。
倍音が出ないんだよ。(出ないというより吸収されないというかなんというか)
所詮ガラスなんて人間が自然から学んで作り出したものだから。
まんじゅう>木は自然そのもの。
大王>その後に職人の手で何百年も工夫された複雑な工程を経て心地よい音を出すようになったものにガラスが敵うワケが無いんだ。
ガラスボディーの音はなんていうのかな、簡単に言うと「単純な音」なんだ。
深みが無いっていうのかな。
まんじゅう>ふ~ん、じゃ~こういうのって無駄?
大王>ま、逆に本物の木の楽器の偉大さに気付くためには無駄じゃない。
でも、どうせ誰も好んで使いはしないから...もったいないかな。
宣伝としては良いけどね。
まんじゅう>結局、楽器って木なんだ。
大王>ああ、シンバルとかトライアングルとか以外はそうだね、あ、シンセも。
エレキギターでさえボディーの木のランクで値段が決まる。
まんじゅう>ふ~ん、エレキなのにか。
大王>うん、それにね、もし、材料を替えて「良い音」を出したかったら基本設計を変えないと。
例えばヴァイオリンは木だからあの形でいいけど、ガラスにするならもっと違う外観の方が可能性があると思う。
鼓だってそうだけどね。
でも、結局は人間の心地よいと思う響きにはならないかな。
まんじゅう>そういえば、スピーカーとかもガラスのあったよね。
大王>そうそう、でも装飾的な意味しかない。
木材がある種の周波数を吸収して俺たちが原始時代から育ってきた森の中を感じる音を人は心地良いと感じるんだと思う。
まんじゅう>森の記憶か。
だから山小屋とかログハウスは心地良いのか。
大王>うん、あっ、今度、山小屋風のライブバーで演るんだけど、また次回その宣伝をば。
まんじゅう>次回かい!?!
ぽ~~~~~~~~~~~~~ん!!!!!
ガラス楽器、で検索したらヴァイオリンの画が。
美しい、クリオネみたい。シンデレラが置き忘れた靴もガラス。美しい。
グラスの縁を指でなでて音楽するのもありますが
あれはガラス自体が音を出しているんですよね。
森の記憶か~森にはいっぱいいろんな音がありますもんね。深いわけだ。
by ekko (2010-01-23 08:51)
大王)綺麗ですよね~。
シンデレラの靴は原典では毛皮だったような。グラスとかなんとかロシアの方の言葉がヨーロッパに伝わる時にガラスになったとかそのような話を昔読みました。
コップのふちを擦る「指の皮の音」をコップが増幅してます。そして水を入れてるのもいいですね~。楽器としては実用性に難ありでしょうか。
簡単に言うと、シンセサイザーみたいにパッと聞きは物珍しいというか刺激的ですが「飽きる音」なんだと思います。
森から離れて行ったせいでハナミズが凄いのかも。それとも「思い出せ!」って自然が言ってるのかもしれません!!
by kaw (2010-01-23 11:15)