憂鬱レジスタンス [笑顔しか撮れないカメラ]
高円寺の路地裏にその喫茶店はあった。
そう、そこが政府が行う「スマイル政策」に対する抵抗勢力のアジト「喫茶チャップリン」である。
暗い、照明も最低限に抑えられてる。
もちろん音楽は70年代フォークが中心だ。
スマイル政策 [笑顔しか撮れないカメラ]
<昨日の続き>
そうして、TVはバラエティー番組だらけになっていった。
大したこと無いことで、芸があるんだか無いんだかよく判らない芸人が山になって騒ぐだけのもので溢れかえった。
当然T〇Sの人気ドラマもタイトル変更を余儀なくされた。
「渡る世間は笑みばかり」~
笑顔しか撮れないカメラ<痩せ我慢の時代到来> [笑顔しか撮れないカメラ]
去年ぐらいから、笑顔センサーの付いたデジカメが目立ってきた。
出たての頃に何度か売り場で試した。
反応が今ひとつだった。
そのカメラを代表に構えてもらって一生懸命「満面の笑顔」を作った。
その様子はかなりアホっぽかったと思う。
まんじゅう>一人でもやってたじゃないか。自分にカメラ向けて「ニコッ~~~」ってさ。
大王>うん、でも最近はもっと技術が向上したと思う。
それで、もしもシリーズ 「全てのカメラが笑顔しか撮れなかったら?」の話。