ストリート演奏許可に30万? [驚き]
知り合いに訊いた話なんだ。
桜木町だって。
それまでは自由だったらしいけど、ある日から金払えって言われたんだって。
怖い人たちにじゃないよ。
市にだよ。
その法外な金額の意味するところは「演奏するな!」ってことなんだ。
そういえば俺たちが自由に演ってた横浜駅西口も誰もいなくなってた。
警官に排除?されたっけ俺も。
しかしだ。
この状況を作り出したのは一部のズルズルミュージシャンの方なんだ。
俺の言うズルズルってのは「アンプ」を持ってきた阿保なやつらのことなんだ。
街で歌うのに「増幅」はナイだろ。
マイクスタンドまで立てて、発電機も持ってきてるんだぜ。
ドラムセットまで設置してやってる奴らがいたときは驚いた。
生ギター&生歌だろ。ストリートは。
せいぜい電池の入ったカシオトーンが限度だろ。
増幅装置使うなら屋内の防音設備のあるライブハウスでやるべきだろ。
だいたい近くでやってる俺たちにも失礼だろ。
ある時、俺は奴らに向かって「ズルはダメダメBLUES」を歌ってやった。
当然周りには聞こえなかっただろう。
しかし、ワンカップ大関を飲みながら「元GS」のオヤジさんたち二人が笑顔で話しかけてきたっけ。
まー、その頃からあまり俺たちは駅で歌わなくなった。
だって、アンプ族たちがウルサイからね。
そして、数ヵ月後、なぜか誰も歌っていない土曜に気持ちよくやったっけ。
でもその次の回には、お巡りさんに追い出された。
アンプ族たちだけじゃなかったんだ、駅を締め出されたのは...
アンプ、マイク禁止程度にしといた方がいいと思うよ。
別にそんなに生粋のストリートミュージシャンじゃないから大きな事は言えないけど、あれは一つの文化じゃないかな。
やった感想としても、あれはいい経験だった。
お客が集まってきてくれるときと、そうじゃないとき。
ちっぽけな自分の音楽と対面して、変な話、嬉しくなるんだ。
もちろん悔しさも感じて明日へのモチベーションにもなる。
まーこれからも、隙を見てサッーとやるけどね。
でも、もう、何組もの人たちが歌って雑踏の中に渦がポツポツと出来てるあの感じには出会わないんだろうなー。
ちょっと話し変わるけど、本当は道路交通法で止まってティッシュ配ったりしてもダメなんだって知ってる?
解る?
だからね、ストリートってのも動いてないといけないんだ。
つまり、歩きながら歌ってれば違反じゃないんだ。
そこで同士のズルズルじゃないミュージシャン諸君に提案したい。
歩きながら歌おうじゃないか!
俺は何度もやった。
歩きながら酔っ払いが歌ってても警官は注意しないだろう?
アレだよ。
ウォーキングミュージシャンってヤツだよ。
「カラオケいかがですか~?」とか言われてもメゲてはいけない。
「あっち行ってくれ!」って言われたらあっちに行けばいいんだ。
どう?
市の人たちが「アンプじゃないならいいよ」って言うその日までウォーキングやらない?
<写真はウォーキングキャット、止まる事を知らないウチによく来る野良猫「まんじゅう」>
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