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正しい猫の飼い方 [猫博士太郎]

masukottoman.JPGまんじゅう>おっ!研究発表らしくなってきたな。

正しい???そんなのあるのか?

daioukyara.JPG大王>うん、ま~言葉のあやというか大人のアヤヤというか...

猫にも色んな猫生?一生がある訳で。

たとえば、ウチのケースを検証してみよう。

<ココからは長いです。最後の方にマトメを書いてあります。>

ある日、ウチの庭に現れた1匹の猫、なんとなくカワイく感じ、そいつになんとなく竹輪とかを献上しだす。

ここで最初のポイント3つ。

・痩せこけていた。

・汚い首輪をしていた。

・耳にVカットがあった。

 

そして、ヤツは毎日のパトロールコースにウチを入れた。

ここで事件が起こる。

片目に膜が出来てきた。

怪我かなんかが原因だと思った。

しかし、ヤツは俺たちには一切身体を触れさせない。近づくと逃げてしまう。

病院に連れて行くのは諦め見守った。

その眼はだんだん“つぶれて”行った。

 

そしてとある日、ヤツの首輪が外れていた。

次の日にはリボンが首輪代わりに着いていた。

また次の日には違う明らかに“お古”の首輪が。

 

この一連の流れで俺は、この猫(ウチの庭で丸くなってる姿が“おまんじゅう”に見えたので「まんじゅう」と命名)は何処かの誰かにエサを貰ってる、が、飼い猫ではないと判断した。

ま、以前というか数年前にゴミ置き場でゴミを漁って網に引っかかってるとこを目撃してたし。

 

そして、すぐには触らせてくれないが、いつかは触れると確信してた。(現に誰かが首輪を付け替えてるから)

もし、ちゃんとた飼い主がいるなら眼がつぶれかけてる時に何らかの処置をするはずだがしていない。(目ヤニ付き放題)

ま~、そんな訳で3ヶ月かけて触れるようになって、後にウチの同居猫となる。(寝ぐらは外の箱→だんだん冬だけ部屋)

 

ただし、ヤツは家の中だけでは過ごさなかった。

いわゆる「外猫」で、だんだん「内外猫」になって、最期の日までそうだった。

 

死因は慢性腎不全、年齢は10歳くらい(いってても13歳)と医者は言っていた。

猫エイズ陽性、慢性猫風邪。

その医者は耳カットを「この辺ではそれはしていないのでケンカ傷」って言ってた。

が、その後、近所の猫場でボランティアさんが避妊した猫の耳にまさにそのカットがあった!!!

つまり、この件に関してはその医者が勉強不足だったんだ。

ああいうボランティアさんは実は自分の家の近所の病院で手術をするから、そして意外と遠くから頼まれてやってくるので、ウチの近所の医者は知らないんだ。

そう、「まんじゅう」はそういう人が避妊手術をして、

これもポイント!「リリース」されたんだ。

人にすぐ懐く猫は里親を探すそうだ。

そのまま元の場所に戻すと悪い人に苛められるかもしれないから、だそうだ。

ところが、人に馴れない猫はそこで誰かにエサを貰ってたりするから、リリース。

なるほど、「まんじゅう」は一見さんお断りだから多分そっちだったんだと思う。

 

あと、「猫びより」に書いてあった、とある人のエピソードで、「ウチの猫は死ぬ前に子猫の頃よくやっていた、蛇口から直接水を飲む、をせがまれてしてあげた」ってのを読んで、ああ~やっぱり!って思った。

「まんじゅう」も死の数日前に突然「便所の水を飲もうと」した。(もちろん手伝って飲ませた)

これは、多分、子供の頃、近所のアパートの一室でそうやって飼い主が留守の時に水を飲んでたんだと思う。

 

長くなったが、要するにウチの「まんじゅう」のケースは

*アパートで生まれ(住人による話を参考にした)

*そこの一人に育てられ(トイレの水を所望したことから推測)

*置いてきぼりをくらい

*野良猫になり

*ボランティアさんに避妊処置され

*近所の人にエサをもらい

*ウチらにもエサを貰うようになり

*ウチを寝場所にした

ま、こういうケースだと思う。

最期の2年はなかなか幸せだったと思うが、これは決して「正しい飼い方」ではないと思う。

いや、「飼われ方」 か?

飼う=餌付け だけならば それもアリだが、ちゃんと飼うという意味では疑問が残る。

多数の獣医も「ねこのきもち」の編集部も「完全室内飼い」こそが“猫の正しい飼い方”と主張している。

たしかに、そうとも言える。

が、なにか腑に落ちない。

なにか、そうではない猫は不幸せというか、飼い主がアホとか、それは飼ってるんじゃない、とか、身勝手とかetcetc

本当にそうだろうか?

猫に毎年ワクチンを打って血液検査して家の中だけに閉じ込めてってのが、それが、一番の飼い方だろうか。

確かに“それも”正しい。

が、他もあるんじゃないだろうか?

というか、いままで、ほんの数年前での「猫の飼い方」ってそうだったのだろうか?

まるで、その今の本流の、獣医での健康チェックを度々受けて外には出さないってのだけが正しいってのには何か違和感を覚える。

獣医にも、まるで「まんじゅう」は可哀想な野良猫で俺はそれにエサをあげてる優しい人のように思われた節もある。

かといって、出入り自由こそが正しい猫の飼い方である!と主張したい訳ではない。

現に今俺は「ああいう本に書いてあったように上手く室内猫にしてればあと数年生きてたんじゃないか?」という不毛な考えに振り回されている。

おっと、愚痴っぽくなってしまった、失礼。

 

研究の成果としては

今、現在の主流の考え方では「猫は完全室内で飼う」ことこそ正しいとされている。

ということが分った。

どおりでやたら獣医が店を出してる訳だ。

今度、もし、俺が「子猫」から飼うとしたら、やっぱりワクチン打って完全室内猫にすると思う。

長く一緒にいたいから。

ただ、「まんじゅう」のように、「居ついて」くれた場合は分らない。

そうか、やはり居ついた猫は「飼う」という括りじゃないのかも。

俺は田舎育ちでVINTAGEだから、高級外国産猫以外は、出入り自由な飼い猫しか知らなかった。

おっと、この室内飼いの研究はまた次回に続く。なかなか奥が深いんだ。

現代の日本の家猫たちは凄い長寿になってるんだ!!すばらしい!!

 

masukottoman.JPGまんじゅう>おい!で?ホントに正しいってのの結論は???

daioukyara.JPG大王>うん、そこだ、それはな、責任持って最期を看取る!ってことだ。

引越し、アレルギー、等々いろんな理由があるだろう。

が、猫を捨ててはいけない

最近知ったのだが、一度拾った猫を元の場所に戻すのでさえ法律違反だそうだ。

正しいってのは今ひとつ勉強中で、物事そんなに簡単じゃないが、正しくないってのなら判る!

自分で飼えなくなったからって処分センターに持ち込んだりその辺に捨てたりするのは正しくない!

ホントにホントにどうしてもって場合はボランティアさんや獣医さんに手伝ってもらって里親を探さなければいけない!!そう思う。

 

ぽ~~~~~~~ん!!!!hiyokoj.jpg

なんか本いろいろ出てます。

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コメント 2

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ekko

大人のアヤヤで言わせて貰うと状況によって“正しい”基準は違いますね。
仔猫で保護した場合、外を知らないから外へ出たいストレスはないでしょう。
でもノラ出身で外暮らしが長い場合、家に閉じ込めるのは難しい。

ご近所が猫に対して寛大である。
外暮らしが長くて、車の避け方を知っているし車の往来もほどほど。
去勢、避妊手術が済んでいる、場合は内外自由でもいいかなぁなんて。

先日TVで見たけれど、ローマでは猫は自由の象徴であり、ローマ市民として大切にされているんですって。ステキ過ぎて涙が出た。日本でも大金持ち(でなくてもいいけど)の方、コロニー作ってくれないかしら。

正しい飼い方ーー責任持って最期を看取る。全く同感!!
by ekko (2009-05-11 18:19) 

kaw

大王)本によると日本の猫のエイズ感染率は西洋諸国より高いそうです。狭い地域に密集してるからだとか。

そうですね~、ウチはたまたま猫に寛大だった地域だったようです。まんじゅうはある種のツキを持っていたと思います。

みんなが私のように、ふとしたキッカケで1度、猫と生活してみると良いんですが。
by kaw (2009-05-11 20:51) 

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