王族になった“まつり” [まつりとお祭り]
ある日、ウチの保護猫というか里子の「まつり」、神社生まれの三毛、が王侯貴族の仲間入りした。
まんじゅう>エリザベスカラーじゃないか!どうした?大丈夫か?避妊手術後か?
大王>いや、術後はこんなもん付けなかったし問題なかったんだ。
ただ、なんか最近右足の先の方に怪我というかハゲというかが出来てな、里親が心配して病院に行って帰ってきたら王族になってたんだ。
まんじゅう>お前は心配じゃなかったのか?
大王>病院連れて行くほどには心配してなかった。
けど、その心配してる代表のことは心配してた。
つまりね、「まんじゅう」の件でね、ちょっとナーバスになってるんだ俺たち。
まんじゅう>ま~ま~、そうか、じゃ~悩まないためには専門家に相談した方がいいね。
大王>そういうこと。
でも、なんか軟膏を貰ったし、エリザベスカラーも借りたし、そのうち治るって。
あっ、放置してて悪化することもあるから代表は正解だったんだ。
獣医曰く「手術のストレスかも」って話だった。
まんじゅう>じゃ~、大丈夫なんだな。
大王>ただ、やっぱ俺たち平民には神々しくて長く付けていられないんだそのカラーを。
まんじゅう>可哀想だよな~。
大王>あっちこっちぶつけてるよ、だから薬塗って乾いた頃には外すんだ。
あっ、でもだんだん慣れてきたみたい。
まんじゅう>お前らも慣れないと完治しないぞ~。
ぽ~~~~~~ん!!!!